都市にある、小さな田舎。
子どもが、生物に触れ、文化を学び、自由に遊ぶ。
都市ナカ田舎は、子どもがありのままにイキル場所です。
都市が都市となる前、そこにはたくさんの自然や農地がありました。例えば吹田市にも、多くの農地がありましたが、宅地化が進み、どんどん農地は減ってしまいました。1960年には吹田全域の約31%あった農地も、今では約1%ほどしか残っていません。都市の農地は、作物を生産する以上の価値があると思います。都市ナカ田舎は、都市に残る農地を活用し、保全していきます。
一昔前までは、通学路にちょっとした草むらや小川がありましたよね。都市部では、そのほとんどが綺麗に整備され、地中に埋められてしまいました。でも、幼いころそこで遊んだ方も多いはず。今の子どもたちが自由に遊べる”通学路の自然”は、もうほとんどないんです。都市ナカ田舎は、子どもが気軽に遊べる”身近な自然”を作ります。
里山や里海など、田舎と呼ばれる場所には、日本の文化が残っています。今では、どこか特別になってしまった”田舎”。都市ナカ田舎では、少しだけ田舎を体験し、日々の暮らしの中に、ちょこっと日本の文化を取り入れてほしいと思っています。