1)ビジョン

midicaはこんな社会を
つくりたい

山、川、海。
自然が身近にある社会。

大人になった今でも
自然の中で遊んでいる、

“コドモみたいなオトナ”です。

子どもの頃に
自然の中で過ごした家族との時間は、
今では一生の思い出になっています。

だから、
自分の子どもにも
そんな思い出を作ってあげたい。

そんな家族が増えたらいいのにな、
と思っています。

-どうやら、
 虫とり少年が絶滅危惧種に
 なってきてるんじゃないか…。

でも、近頃、
都会では虫とり少年を
見かけなくなりましたよね。

子どもの自然離れが
かなり進んでいるんじゃないかな~
と感じています。

そりゃそうですよね。

まず、
都会には自由に入れる自然が少ない。

公園はキレイすぎて虫がいない。

じゃあ、
どこで虫とりすんの?って。

ちょっと郊外に行けばいいですが、
親が、どこで何をしたらいいか
わからない。

だから、誰も連れてってくれない。

ということで

midica「ミディカ」は

「自然」を「身近(みぢか)」にする

会社です

-どうやって、自然を身近にするの?

私にできるコトは、
自然遊びの楽しさを伝えること。

で、
子どもが普段から
自然の中で遊ぶことで、
自然は身近な存在になる。

と思ってい
ます。

たとえ大人になって、
自然に興味がなくなってしまっても、
です。

2)ミッション

midicaがしたいこと

子どもの自然遊びを
日常にしたい。

-自然遊びは楽しいだけじゃない!

子どもは自然の中で、
まるで野生動物のように遊んで、
生きる力を養います。

まあ、ヒトも動物なので。

野生動物は生きる力にたけています。

いきなり、
どこかに連れていかれても、
まあまあ生きのびます。

生きるためなら何でも食べます。

逆に、
ちょっとヤバそうなモノは食べません。

直感的に。

これは極端な例ですが、
人間も本来持っている“本能的な力”
を養うことができると思います。

あ、さっきの例えが悪かったですが、
サバイバル的な技術
の話ではないですよ。

五感とか、観察力とか。

その後、人間らしい能力、
自己効力感とかも
身についていくでしょうね。

-自然遊びはお早めに。


でも、
無邪気だった子どもが
人間になるときが来ちゃうんですよ。

けっこうすぐに。

子どもなりに、
学校社会に同調するという暗黙のルール
みたいなもんがあるんですよね。

自然遊びをエエ年になってもしてたら、
ダサいと感じちゃう
オトシゴロがくるんです。

お父さんと一緒に外で遊ぶ、
とかも恥ずかくなるときがくるんです。

だから、
それまでに自然遊びをして、
楽しい思い出を作らないと…、

いざとなったときにはもう
一緒にキャンプなんか
行ってくれませんよ。

お父さんっ!

3)アクション

ざっくり、
なにをやってるの?

子どもの自然遊びを
日常にするために、
ざっくり、
こんな活動をしています。

1. まず、キッカケを作っています。

自然遊びはキッカケがないと
なかなか最初の一歩を
踏み出しにくくて、

ハードルが高いですよね。

親も子も。

そして、したことがないと、
その楽しさがわからない。

まあ、なんでもそうなんですけど。

ということで、
自然遊びの敷居を下げるために、
子どもが普段からしていることを
キッカケにしています。

いつの間にか
自然の中で遊びたくなる
仕組みです。

2. 次に、イベントを開催してます。

まだ一人で外出できない子どもとか、
もしくは、
ちょっと郊外の自然の中で遊ぶには、
親が連れて行くことになります。

でも、親も子も知識が無ければ、
どこで何をしたらいいのか
わからない。

そこで、
気軽に自然遊びを体験できるイベント
を開催しています。

3. そして、
  コミュニティを作っています。

自然遊びを日常にするには、
チームとして取り組む必要があります。

「子どもの自然遊びを広げていこう!」
と思っている大人が集まって、

場所の整備やイベントの企画、
自然遊びをする意義
を考えるコミュニティを作っています。

4)アプローチ

具体的に、
なにをやってるの?

子どもの自然遊びを
日常にするために、
具体的に、
こんな活動をしています。

さっきの内容を、具体的にしました。

つまり、midicaが提供しているサービスです。

ちょっとおさらい。

1. キッカケをつくる 
 ↓
2. 遊んでもらう
 ↓
3. 集まっちゃう

1. なにがキッカケになるの?
 (C-Naps)

おうちで、
普段からやっていること。

自然遊びの敷居を下げる。

子どもが普段から家でやっていること
を入口にする…。

-子どものキング・オブ・日常遊び。
 それは、“ゲーム”!


子どもが普段から
慣れ親しんだゲームを
自然遊びにつなげていくことで、

ハードルを下げちゃいます。

簡単な2Dゲームを作って、
自然のこととか、地域のこととかを
親子で学びながらゲームプレイ
できるようにしています。

でも、“予習だけ”です。

詳しくはC-Napsやってね。

さらにゲームにハマってしまう
“あるある”、

1. ミッションをクリアする

2. アイテムを使いこなす

3. 経験が数値化されている

を自然遊びに導入することで、
やりこみ要素を取り入れます。

ミッションは、
この後の“自然体験イベント”。

つまり、
ゲームでワクワクしながら予習して、
リアル自然体験で
ミッションをクリアするということ!

さらに、
ミッションで使うアイテムは、
実物が自宅に届きます。

しかも、それは未完成品のアイテム。

それを
自分で完成させてしまった日には、
早く使いたくて仕方がない!

という仕掛けです。

最後に、
ミッションでチャレンジしたコトは、

自分自身の経験として
記録されていきます。

子どもは、
どんどん増える自分の経験を見て、
自信がつくことでしょう。

まだゲームできない子どもには、
写真絵本を用意しています。

2. どこで自然遊びできるの?

1. いつもの場所で。 (さつきまつり)

人が集まったり、馴染みのある場所。

神社仏閣とか
飲食店とか
学習教室とかですね。

自然遊びは
ワークショップやいきもの観察会など、
簡単な体験を行っています。

どちらかというと、
自然遊びのキッカケ
に近いイベントですね。

2. 都会の農地で。 (都市ナカ田舎)

子どもが気軽に立ち寄れる自然として、
都市農地はかなり重要な場所になる
と思っています。

特に通学路にある農地は
なんとなく毎日見ているので、
日々の季節の変化
を感じることができて、
学びがとても多いですよね。

でも、どんどん減っています。

さらに、
自由に入れるところは限られています。

柵があって、
立ち入り禁止!
みたいな。

ということで、
都市の農地を
子どもが入れる場所に整備して、
自然観察会とか農業体験を行うことで、
気軽に自然に触れる場所にしています。

3. 農村・漁村で。 
 (となりの農家さん)

農林漁業は、
私たちの暮らしの基本。

もはや日本の文化です。

農村・漁村で遊ぶことは、
人の暮らし・古き良き文化
に触れるということ。

ただ、
ここも自由に入れる場所は限られています。

ここ面白そう…って場所も、
「入っていいの?]
「怒られるんちゃうん?」
って。

で、地元の人は
「入っていいけど…」
「ゴミ捨てられるのはイヤやなあ。」
ってことに。

結果的に
なんとなく閉ざされた自然に
なっています。

それはもったいない!

ということで、
地元の人たちと話し合って、
お互い気持ちよく、
子どもが遊べるイベントを
開催しています。

3. コミュニティは、
  なにをするの?(hitocoto)

1. 子どもの自然遊びイベント
  を企画しています。

今の子どもは、
自然の中で遊ぶ機会が
減っています。

一方で、
「子どもの頃はよく、
 自然の中で遊んどったわ~!」
という大人は多い!

そんな経験がある大人はたいがい、
子どもの自然遊びは
大事だと感じている。

でも、
大人になって
自然に興味が無くなってしまって、

自然の遊び方をいつの間にか
忘れちゃってるんですよね。

で、自分の子どもを
どうやって自然の中で
遊ばせたらいいのか、
わからなくなっている。

そんな親も含めて、
「子どもの自然遊びは大事だ」
と感じている大人が集まって、

遊び場を開拓整備し、
体験イベントを共同で企画する
コミュニティを作っています。

その中から、
自分が子どもの頃に
自然の中で感動したこととか、

親が子どもに
”させたいコト”
”あげたいモノ”
などを共有して、

イベントに取り入れていきます。

 

2. 子どもの自然遊びの
  “イイコト”を考えています。

子どもの自然遊びは大事だ
と思っていても、

なぜ大事なのかを理解している人って、
あんまりいませんよね。

それをわかりやすく説明している本も
あまりない。
というか、読む気がしない。

そこで、
子どもの自然体験はなぜ大事なのかを
考えるコミュニティを作っています。

その内容を、
イベントごとに
参加する親に伝えることで、

自然遊びの“イイコト”を
理解してもらって、

積極的に自然遊びをさせたくなる
ように
していきます。

その、具体的な内容が次の項目です。

5)midicaが考える
   自然遊びの“イイコト”

子どもが
自然遊びをすると、
どんな
“イイコト”があるの?

自然遊びにはどんな“イイコト”
があるのかを考えるにあたって、

まず、3つの要素に分けました。

1) 場所:ドコ?(里山で!)

2)目的:ナニスル?(虫とりする!)

3)年齢:ナンサイ?(サンサイ!)

例えば、“2)目的:ナニスル?”の一つ、
“石の下にいる虫を探す”だけでも、

たくさんの能力を使うんです。

「どこの石で、どんな色がいいのか、ひっくり返すスピード、その時のドキドキ、さらに石の下にいるいろんな虫や土の色、匂い、珍しい虫を見つけた時の喜び…」など、
子どもが自ら考えて、
行動して、感じるコトで、

思考力・観察力・自己効力感などが
主体的に養われているんです。

きっと。

具体的に考えると、
なんとなく自然遊びの“イイコト”
がわかる気がするでしょ?


このようにして、

“1.場所:ドコ?”「里山で!」、

“3.年齢:ナンサイ?”「サンサイ!」、

という感じで分けて、
さっきのコミュニティで考えています。

-ただ、子どもには伝えないで!

同じ場面でも子どもによって
感じることは違います。

正解は無いんですよね。

あくまで、
大人が子どもの目線に合わせ、
“なんとなく”理解する
ための考え方。

カンガエカタ。

だから、
子ども向けのものではないし、
唯一の正解でも無いので、
子どもには伝えない方がいいです。

子どもに先入観を与えてしまうと、
誰かの正解を追い求めてしまって、

好奇心がそがれちゃって、
自分の価値観を見失う危険性が
あると思うんです。

ネット動画やテレビを観ることで、
こうなってしまっているんじゃないか
と心配しています。

めちゃくちゃバエる景色より、
足元の草花に惹かれる子もいます。

自分の興味は、
自分で選択した方が楽しいですよね。

では、

1) 場所:ドコ?(里山で!)
2)目的:ナニスル?(虫とりする!)
3)年齢:ナンサイ?(サンサイ!)

を具体的に考えていきます。

1. 場所:ドコ?

例えば、里海・里山で遊ぶ“イイコト”

1. 生産するトコロ

食卓の会話に花が咲くコト。

農林漁業を体験するということは、
生産現場を見ること、
生産者さんと会うこと。

帰ってから、
食卓に会話が生まれます。

「この野菜は頑張って採ったね~!」
とか。

ご飯の時間が楽しいと、
家族の絆は深まって、
日々の暮らしが豊かになります。

そして、里海・里山では、
自然と人が共存する暮らしを
体験できます。

エコ~!
とか、そういう話ではなくて。

ちょっと不便は、
たまにする分には普通に楽しいですよ。

移住して毎日したくなったら、
また今度考えましょう。

 

2. 文化があるトコロ

あ~、なんか懐かしい…ってなるコト。

日本の原風景といえば?

高層ビル!
テーマパーク!!

…よりも、だいたいのオトナが
田舎の、のどかな景色
をイメージしますよね。

でも、
子どもの頃にそういう場所で
遊んでなかったら?

「あ~、なんか懐かしい…」
って思える日本の原風景が、
高層ビル!
テーマパーク!!

ってことになってしまうかも。
まあ、それはそれでいいんですが。

私にはなんか違和感があって。

思い出の場所じゃなくて、
日本の原風景ですから。

「最近の若者は、
 日本人としてのアイデンテテーが
 うんたらかんたら!!!」

って言われてますが、
単純にこういう話なのかも。

こんな感じで、
都市の緑地、砂浜、磯、
草むら、鎮守の森など、

“ドコで遊ぶ?”によって
“イイコト”は変わってきます。

2. 目的:ナニスル?

例えば、虫とりする“イイコト”

自然遊びの代表と言えば、虫とりです。

子どもって、必要以上に集めますよね。

ダンゴムシとか。

なんであんなに集めるんでしょう。

まあ、その理由は人それぞれですよ。

でも、どんな理由であっても、
主体的にめちゃくちゃ考えてるんです。

タカガムシトリ、サレドムシトリ!

例えば、カブトムシ。
8月の夜、新月、雨後3日目。

もうすでに、ワクワクします。

よね?

まず、どの木に集まるのか。
そもそも、樹液とはなんなのか。
植物図鑑パラパラ。

そして、
樹液が出やすい地形を把握する。
現地に着いたら、安全を確認する。

懐中電灯に赤いフィルムを張って、
嗅覚を研ぎ澄まして樹液を探しまわる。

蜘蛛の巣を気にせず突き進む。
暗闇に浮かび上がるシルエットを発見!

ドキドキ!

2匹おる!
どっちを先に?

右から行くか、左から行くか!
早く決めないと逃げる!

あ~大きい方が逃げた!

これだけでも、
カブトムシ採集のほんの一場面。

虫とりにハマったら、
誰だってこんな感じになります。

オタクのちょっとヤバいヤツ、
なんて言葉で片付けないで。
いい意味ならいいけど。

もし、子どもが
全部自分で考えてやっているとしたら、
なんかすごくないですか?

Bボタンを連打して
「はいゲットー」
の世界じゃないんですよ。

めちゃくちゃ考えてます。

そして、毎回感じ方が違うんです。

同じように、
水中の川魚を探すとき、山を登るとき、アサリを採るとき、釣りをするとき、カヌーに乗っているとき、野菜を収穫するとき、キャンプをするとき…。

自然で“ナニスル?”を紐解いていくと、
いろんな“イイコト”が見えてきます。

3. 年齢:ナンサイ?

年齢によって感じる
“イイコト”が違う。

子どもは自然の中で、
シンゾーをバクバクさせながら
生き物を探して、

「えっ、そこ!?」って感じの
不思議を見つけて、

枝とかなんかいろいろ使って
勝手に工夫しています。

「うちの子、遊びの天才かも!」
ってなります。

まあ、そうなるまでには
慣れと段階が必要ですよね。

子どもが自ら、
「ホンノウノ ママニ、ヤッホー!」
って遊び始めたら~
しめしめ。

自分で興味を見つけて、
生きる力や人間力を養っています。

まるで野生動物のように…。

この間、
感覚・感情・感性
という順で養っています。
どうやら。

でも、
この間に親が子どもの本能遊びを
ストップさせてしまう場面も
ちらほらあるんですよ。

特に、公共の場所。

暗黙のルールがあるので、
ストップ!ダメ!!
って言っちゃいますよね。

あと、汚いからダメ!
気持ち悪いからダメ!
早く帰りたいからダメ!
とか。


そう口に出さなくても、
目が言っちゃうんです。


いや、わかります。
自分もそうです、ごめんなさい!
しょうがないんっすよ。

でも、その時の、あの残念そうな顔。
あ~…って。

親も子も。

で、子どもが
「シタイコト シタラダメ!
  ト イッテイル。」
なんて誤解しちゃうと、

「オヤノ カオイロ キニスル」
モードになる場合も。

それは避けた方がよさそうですよね。

もし、そうなってるなと思ったら、
イベントに来てね。

一緒に考えます。

注!)自然遊び卒業は、
         けっこうすぐにきます。

子どもはいつの間にか、
と言うかすぐに、
虫とりに飽きて、
自然に興味がなくなっています。

だから、それまでの間は
見守ってやってください。

感動をいっぱい共有して、
思い出を作ってあげてください。

私みたいに大人になっても
自然遊びする子もまれにいますが、
その時は、まあ、その時で。

では、この野生期を
ちょっと詳しく説明します。

野生期
最も重要な幼少期

だいたい0~9歳  

人間としての先入観を持つ前。

幼少期の頃は、
自分のしたいことに夢中ですよね。

羞恥心とかあまりないというか、
人間としての自覚がないというか。

いわば、
森にいる野生動物みたいな。

この期間はだいたい0~9歳。
そのまんま「野生期」と呼んでいます。

この期間に、
感覚・感情・感性(→三感)
を養うことで、

生きる力、人間力、人格の基礎
が形成されるので、
非常に重要な期間です!

ここで言う人間力とは、
ロボット・AIには出来ない、
人間としての本能的な能力です。

この野生期をさらに、
3つの期間に分けました。

だいたい0~3歳
第1野生期:感覚期

 ↓

だいたい3~6歳
第2野生期:感情期

 ↓

だいたい6~9歳
第3野生期:感性期

第1野生期:感覚期

だいたい0~3歳くらい

感覚そのものを養います。
例えば、[温かい、甘い、高い音]など。

胎児から乳児、ハイハイ、つかまり立ち、乳離れ、一人歩き…、
と成長するこの期間の子どもは、

なんでも触って、
舐めて、
匂いを嗅いで。

五感を磨く『感覚期』です。

たとえ、
ゴキブリであっても
平気で触ろうとします。

まあ、ビビることもありますけど。
それは、けっこう親が原因かも。

キャー!ッテ イッタデショ?

とにかく、まだ先入観の無い時期です。

現代では、
プラスチックのおもちゃ
が普通ですけど、

そういうおもちゃは無機質で冷たくて、
規格通りで同じ形。

一方で、
おもちゃが普及する前は、
ずっと昔から、

子どものおもちゃは、
虫であったり、
花であったり、
石であったり。

そういう自然の物は、
それぞれ違う触感で、
匂いもあって、
動き回って、
成長して。

そのうち、動かなくなって。

そして、温かい。

日々、五感を養う
感覚期の子どもにとって、

唯一無二の自然に触れることは
とても重要です。

触る・嗅ぐ・見るなど、
五感を使う時間を、

大人が側で見守りながら
過ごさせてあげたいですね。

第2野生期:感情期

だいたい3~6歳くらい

気持ちの表現を養います。
例えば[温かいは気持ちいい、甘い人参は美味しい、鳥の声は心地よい]

幼稚園に入学する時期の子どもは、
言葉を覚えて、

とにかく好奇心旺盛で、
様々なことにチャレンジ!

そして、
感覚期で養った五感をフル活用して、
気持ちを表現する『感情期』です。

「嬉しい!楽しい!悔しい!」
みたいな。

何かに抱く感情は、
誰かに教わることではなくて、
自発的に生まれるもんだと思うんです。

「これは、嬉しいと感じなさい!」
ってあんまり言わないですよね。

自ら進んで、
好奇心のままに
さまざまな体験をすることで、
その子の感情が養われます。

この期間は、親は子どもに付き添って、
自然の中で感じたこと、
嬉しい!
楽しい!
悔しい!
などの感情をちゃんと聞いてあげる。

とにかく聞く。

また、
日を置いてから写真などで振り返り、
反復する時間もとても重要になります。

そして、
躊躇なくやりたいことができる
環境を作ってあげたいですね。

だから、
あまりルールの無い自然遊びが
いいんです。

だだし、
なんでもやってみたい時期なので、
目を離さぬように気をつけてください。

「危ない!それはミツバチやで!」
「でも、まあ、一回くらい…。」

第3野生期:感性期

だいたい6~9歳くらい

こころの感受性を養います。

例えば、[気持ちのいい陽気の中で、収穫した甘くておいしい人参を、心地よい鳥の声を聴きながら食べると“幸せ”だ]

小学校1~3年生の子どもは、
知識を持ち、
人間としての自我が芽生え始めます。


五感から現れた感情による、
こころの響きを養う『感性期』です。

感性も、自然体験だけで無く、
アニメやゲーム、
テーマパークでも養われますが、

自然の中で
感覚・感情
を養ってきたからこそ、

豊かな感性になります。

同じものが無い自然の中では、
昨日と違う体験がた~くさんあります。

それらの体験から、
こころに響いたことが、
その子の感性です。

「あ~、なんかこれ幸せやな~。」
って。

思うかな?
まあ、思わなくても感じています。

一方で、この頃からマセ始めて、

学校社会に同調しようとするので、
多くの子が自然遊びを卒業します。

虫とり少年はなんか
ダサいイメージなんですよね。

実際、モテませんし。

そのため、
感性期が野生期最後の仕上げ
となります。

この仕上げの感性期に、
親にしてほしいことがあります。

野生期仕上げの感性期に、
親にしてほしいこと。

感性を“共有”して、
思い出を作ること。

この頃は、身近な存在の人と
社会を作り始める時期です。

社会的自覚みたいな。

そして、自分のこころの響きを
大切な誰かと共有しようとします。

幸せを分かち合おうとするというか。

親が、
子どものこころの響きを理解して、
かけがえのない時間を
共に過ごすことで、

深い感性となっていきます。

「釣りをしながら、温かいお茶を両手でもって、“アタリ無いけど星キレイやなあ~”」
って。

大切な誰かと
幸せな何かを共有した時間は、
一生の思い出となります。

そして、自然遊びを卒業した後も、
その思い出はとても大事になります。

midicaがしたいことは、
この思い出づくりなんです。

人間期

9歳以降

学校、社会に同調し、
1人の人間となり、親となる。

野生期を過ぎると、
人間としての社会的自覚が芽生えて、
友達の輪に同調します。

そして、
多くの子どもは自然遊びを卒業し、

『人間期』に移行します。

たとえ、自然遊びを卒業してなくても、
“人と他の生物”“自然と人間社会”
の区別がはっきりしてきます。

「俺も、これから
 人生いろいろあるんやな」と。
で、「将来の夢はパイロットや!」って。

もし、野生期最後の感性期に、
自然の中で思い出を作れていたなら、
人間期になってからも、

その記憶と感性は

めちゃくちゃ活きてきます。

人間期からは、
自然遊びで何かを養うというより、

その感性から、
人として成長していきます。

この人間期を社会的な立ち位置別に、
4つに分類しました。

[人間期]

1.少年期

2.青年期

3.活動期

4.伝承期

ここから、若干、ぶっ飛びます。

こうなればいいな、
みたいな願望論です。

自己啓発のような本が苦手な方は、
胡散臭いと感じる前に止めてください!

もうすでに、
その気のある人はもう手遅れです。

ごめんなさい。

少年期

9~15歳

ときどき、そして半ば強制的に、
三感を振り返る

小学3年生~中学3年生のこの時期は、
親・兄弟より、友達と遊ぶ
ことがメインになります。


そして、流行り物、
つまり、自然よりも
人工物のゲームやスマホに
興味を持ち始めます。

自然に触れる機会は一気に減って、
先入観とか社会の常識・偏見が
刷り込まれて、

自分の価値観を見失ってしまいます。

「自分が信じることより、
 周りの雰囲気。」
的な。

同調しないとハミるので、
本能のままに取り組む時間が
ほとんどない期間です。

でも、この時期にも、時々、
ホントにときどきでいいので、
自然の中で過ごすと、

野生期に養った
本能的な三感(感覚・感情・感性)
がよみがえり、
維持することができます。

この時期の自然遊びは、
“超・気軽さ”
が必要であったり、

見た目が大事であったり。

もしくは、
学校行事や、自治体・企業のイベント
に参加させるなど、

半ば強制的なキッカケが
必要になります。

じゃないと、
自分からは行く気になりません。

青年期

15~24歳

価値観の確立

高校から大学、
新社会人になるこの期間は、
自分と社会との繋がりを感じて、

人生観とか社会問題に
意識を向け始めます。

そして、
社会の中の自分の立ち位置を
考え始めます。

「自分は何が出来るんだろう。
 何をすべきなんだろう。
 そもそも、何がしたいんだろう。」
と。

つまり、自分を見つめ始めるんですね。

この時期にも自然遊びをすることで、
子どもの頃に感動したこと、
その感動を誰かと共有したことなど、

自分の原体験や感性を思い起こして、

自分の大事にしている価値観を
再認識してほしいんです。

ある人は
「豊かな自然を保護したい」

ある人は
「笑顔の絶えない家庭を築きたい」

ある人は
「日本文化の魅力を世界に発信したい」
と。

同じような体験でも、
そこで感じたことは人それぞれ。

だから、自分で興味を見つけて、
本能のままに遊び、
思い出とすることが大事だったんです。

この振り返りの自然体験を、
野生期(0~9歳)の子どもたちと
一緒に過ごすことで、
より明確に思い起こすことが
できるはずです。

だから、
子ども向けの自然体験イベントに

大学生を積極的に招待しています。

この時期には、一周回って、
自然の中で遊ぶ…、
というより旅行で行く、
みたいに自然の中で過ごす時間が
多くなるでしょう。

その際、羞恥心を忘れて、
無邪気に遊んでみてはどうですか。

活動期

24~60歳

価値観の共有

この年になると、
社会人として、
一日一日の生活に集中しています。

忙しくてしょうがない人も
ちらほらいるでしょうね。

そして、結婚、子育てが始まると、
家族の人生を見始めます。

自分だけの人生じゃなくなるんです。

そうなると、
青年期に確立した自分の価値観、
出来ること
すべきこと
したいこと
を、
忘れてしまいがちになっちゃうんです。

この時期には、
同じような価値観を持つ仲間を作る。

仲間と互いに、
したいこと
出来ること
すべきこと
を共有することで、
自分の価値観を維持します。

これが、コミュニティです。

さらに
同じ価値観を持つものが集まれば、
問題が起きる前に
対策を打てる社会を創造し始めます。

-このあたりから、
 なんか怪しくなりますよ~。

価値観が似ていると、
理想の社会を共有できるので、
共有する題材が“問題”じゃなくなる。

例えば、
「破壊された自然を修復するんじゃなくて、自然を破壊しない人を増やす、というか、自然が好きな人がいっぱいおったらいいな~。」
みたいな。
う~ん例えが下手か。

あらゆる社会問題の解決策の多くは、
その問題だけを解決する
『対処療法』でしかない。

また、
いつの間にかお金儲けを目的
とした取り組みとなりかねない。

つまり、
“問題が起こってこそ、
ビジネスがなりたつ社会”
となってしまっているかも。

問題が起こらない社会を創るためには、
問題だけを共有せずに、
根本的な“価値”を共有する必要があって、

それには似たような価値観を持つ
仲間が重要なんです。

で、この価値観は、
先入観を持たない幼少期の体験が
近い人ほど似ている。

つまり、
幼少期に自然遊びをしていた人は、
同じような三感体験を持っていて、
価値観の共通点が多くなるんです。

もしこれが本当だったら、
幼少期の自然遊びは
やっぱり重要ですよね!

まあ、まだ実証できてないんですけど。

もし、
あなたが、
子どもの頃に自然遊びをしていたなら、
コミュニティに参加してください!!

そのお誘いのための、
んなが~い説明でした!

続きはまた今度。
その時まで、さようなら。